日本での生活をスタートするためには、在留資格(ビザ)の申請が欠かせません。しかし、「何から始めればいいの?」と迷う方も多いはずです。この記事では、行政書士の視点から、ビザ申請の基本ステップと必要書類チェックリストをわかりやすく解説します。スムーズな準備のために、さっそく確認していきましょう。
まず、日本での活動目的を明確にしましょう。活動内容によって在留資格の種類が異なり、必要書類や審査基準も変わります。
就労ビザ |
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日本の企業で働く(例:エンジニア、教師) |
留学ビザ |
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大学や語学学校で学ぶ |
配偶者ビザ |
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日本人の配偶者として生活 |
特定活動 |
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ワーキングホリデー(対象国:オーストラリア、カナダなど、18~30歳)、インターンシップなど |
注意
ワーキングホリデーは協定国限定、インターンシップは活動内容によって該当資格が変わる場合があります。必ず出入国在留管理庁(入管庁)の公式サイトで最新情報を確認してください。
多くのビザで共通して必要になる基本書類です。早めに揃えると安心です。
パスポート |
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・有効期限が申請+滞在期間分残っているか確認 ・顔写真ページのコピーも用意 |
証明写真 |
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・縦4cm×横3cm、撮影3か月以内、背景無地 ・顔のサイズは2.5~3.5cm |
在留資格認定証明書交付申請書 |
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・入管庁の公式サイトからダウンロード ・氏名や滞在目的を正確に記入 |
返信用封筒(郵送申請の場合) |
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簡易書留用、切手(404円~)貼付、住所記載 |
注意
外国語の書類には、日本語訳(翻訳者署名付き)を添付。提出前にコピーを取り、内容を確認しておきましょう。
在留資格の種類によって必要書類は変わります。以下は代表例です。
就労ビザ |
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雇用契約書(給与・職務内容記載) |
就労ビザ |
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・雇用契約書(給与・職務内容記載) ・会社の登記事項証明書(発行3か月以内)または会社概要 ・学歴証明書(卒業証明書、日本語訳付き) |
配偶者ビザ |
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・戸籍謄本(日本人配偶者のもの、発行3か月以内) ・婚姻証明書(日本語訳付き) ・質問書(出会いや交際の経緯) ・収入証明(源泉徴収票など) |
留学ビザ |
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・入学許可書(学校名・期間明記) ・経費支弁証明(銀行残高証明書など、日本語訳付き) |
注意
国籍や企業規模、申請の時期などによって追加書類が必要な場合があります。必ず入管庁のガイドラインを確認してください。
申請の流れ
1.在留資格認定証明書(COE)申請 |
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入管庁(窓口またはオンライン)で申請。審査は1〜3か月程度。 |
2.ビザ発給申請 |
COEを在外公館(大使館など)に提出。審査は数日〜2週間程度。 |
スケジュールのコツ
・海外からの申請は3〜6か月かかる場合もあるため、早めの準備が必要
・4月・9月などの繁忙期は審査が遅れる可能性あり
・書類の不備や虚偽申告は不許可の原因になるため要注意
申請を成功させるポイント
・書類は正確に作成し、誤字や漏れがないか提出前に必ず確認
・最新の申請要件や必要書類は入管庁の公式サイト(www.isa.go.jp)でチェック
・行政書士などの専門家に相談すると、書類作成や手続きがスムーズに進みます
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、すべてのケースに当てはまるものではありません。申請条件や必要書類は、申請者の国籍・経歴・申請時期などによって異なります。必ず出入国在留管理庁の最新の公式情報を確認し、必要に応じて専門家へご相談ください。当事務所では、個別の事情に合わせた書類作成や申請サポートを承っております。ビザ申請でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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