国際結婚をされた皆様、ご結婚おめでとうございます!
幸せいっぱいの新婚生活を始めるにあたり、忘れてはならないのが配偶者ビザの申請です。この手続きをスムーズに進めることは、今後の日本での生活を安定させる上で非常に重要です。しかし、配偶者ビザの申請には多くの書類を準備する必要があり、不備があると審査に時間がかかる場合や、最悪の場合、不許可になる可能性もあります。この記事では、結婚後の手続きで失敗しないための配偶者ビザ申請のポイントを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
「配偶者ビザ」(正式名称:在留資格「日本人の配偶者等」)は、外国人の方が日本人の配偶者として日本に長期滞在するための在留資格です。この在留資格を取得することで、原則として就労制限なく日本での生活や仕事が可能になります。
申請手続きは大きく以下の3つのステップに分かれます。
・必要書類の収集
・申請書の作成
・証明写真の準備
・管轄の入国管理局で申請
・審査期間(通常1~3か月)
・審査合格後、在留資格認定証明書が交付
・本国の在外公館で査証(ビザ)を発給
ポイント①:必要書類は「漏れなく、正確に」準備する
申請で最も重要なのは、必要書類の準備です。入国管理局のウェブサイトで最新のリストを確認し、指定されたすべての書類を揃えましょう。特に注意が必要な書類は以下です。
・申請書
・身元保証書
・質問書
・証明書類
ポイント②:偽装結婚でないことを証明する「質問書」
質問書は、お二人の結婚が真実であることを証明する重要な書類です。出会いのきっかけ、交際期間、プロポーズの言葉など、具体的なエピソードを詳細に記載しましょう。交際を証明する写真(ツーショットや旅行写真)や、やり取りの履歴(LINEスクショなど)を添付すると、より信憑性が高まります。審査官は、質問書の内容と証拠書類を照合して慎重に審査します。
ポイント③:安定した生活基盤を証明する
配偶者ビザの審査では、日本で安定した生活を継続できるかが重要です。
・収入証明
・住居の確保
収入が不安定な場合は、貯蓄額や世帯全体の収入などを補足資料として提示することで、安定した生活が可能であることを示せます。
ポイント④:申請は「在留資格認定証明書交付申請」から
外国人配偶者が海外にいる場合、まず日本人配偶者が国内で在留資格認定証明書交付申請を行います。証明書が交付されたら本国に送り、現地の在外公館で査証(ビザ)を発給してもらう流れです。
ポイント⑤:申請時期は慎重に
日本に既に在留している外国人(留学や就労ビザなど)が結婚してビザを変更する場合、在留期間が満了する前に申請する必要があります。ビザの期限が迫ってから慌てて申請するのではなく、余裕をもって準備しましょう。
ポイント⑥:専門家(行政書士)への相談も視野に
「自分で手続きするのは不安」「書類が多くて何から手をつければいいかわからない」という方は、入管業務に詳しい行政書士に相談するのも一つの方法です。
・書類作成のサポート
・入国管理局とのやり取り
・申請理由の説明
など、専門家の知識と経験を活かして手続きを円滑に進められます。
ポイント⑦:不許可になった場合の再申請
万が一、申請が不許可になった場合でも、再申請は可能です。不許可理由を把握し、その点を改善した上で再度申請することが重要です。入国管理局に不許可理由を尋ねることもできます。
配偶者ビザの申請は、お二人の新しい人生をスタートさせるための大切なステップです。この記事が、国際結婚をされた皆様のビザ申請のお役に立てば幸いです。スムーズに手続きを終えて、幸せな新婚生活をスタートさせてくださいね!
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